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輝く星座(アクエリアス)

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LR-2246 東芝音楽工業 400円
A面 輝く星座(アクエリアス) AQUARIUS/LET THE SUNSHINE IN
  (ラヴ・ロック・ミュージカル”ヘア”より)
B面 マジック・ガーデン THE MAGIC GARDEN

 ヴォーカル・グループが、素晴らしいヴォーカルで人気を集める。このまるで変哲のない、ごく当り前のことで一躍ビッグ・スターになったのが、ここに紹介するフィフス・ディメンションです。テンプテーションズやフォー・トップスといった黒人(フィフス・ディメンションは男性3人、女性2人の5人の黒人で編成されています)ヴォーカル・グループのサウンドでもなく、ビートルズやローリング・ストーンズのヴォーカル・サウンドでもない、独特のものが感じられます。それは、白人ヴォーカル・グループでは最高と言われている、フォー・フレッシュメンの、あの高度に洗練されたハーモニーが基調になった、いわば”フィフス・ディメンション・サウンド”とでも呼ぶべきものです。アメリカのポップス界は、今や大きくその姿を変化しつつありますが、そうした中にあっても、このフィフス・ディメンションなどのような、非常に洗練されたセンスと、レベルの高いテクニックを持ったアーティストは特に大きな注目を集めています。フィフス・ディメンションは大人の鑑賞に耐え得るロック・ヴォーカル・グループとして、まだまだ素晴らしいものを発表していくことが期待されています。

メンバーは次の通りです。

ロン・タウンソン:セント・ルイス生まれ。ミュージカル映画「ポーギーとベス」にも出演したことがありますし、有名なゴスペル・グループ、オーバー・ジョーダン・リヴァーに属していたこともあります。
ラモント・レモア:セント・ルイス生まれ。最初は野球の選手になろうと思っていたのですが、軍隊に入り、軍楽隊のメンバーになったことで、その希望は大きく変化してしまったのです。
ビリー・デヴィッド:セント・ルイス生まれ。彼もやはり軍楽隊にいたことがあります。尊敬する歌手はオーティス・レディング。ギターも仲々の腕前です。
マリリン・マックー:ニュー・ジャージー生まれ。1962年度の「ミス・ブロンズ・グランド・タレント賞」を受賞しています。政治、経済、ジェイムス・ブラウン、レイ・チャールズ、シュープリームスが好き。
フローレンス・ラルー:マリリンと同じく、カリフォルニア大学を卒業し、グループに入る前は、小学校の先生をやっていました。1963年度の「ミス・ブロンズ賞」を受賞しています。

★輝く星座
 ブロードウェイで公演された、初めてのロック・ミュージカル「ヘア」(アメリカの広告を見ると”アメリカ種族の愛とロックのミュージカル”と書かれています)の中の「Aquarius」と「Let The Sunshine In」をメドレーで歌ったものです。このレコードのプロデュースとサウンド・クリエイターは、エルヴィス・プレスリーのテレビ・ショーの共同プロデューサーの一人である、ボーンズ・ハウです。キャッシュ・ボックス誌の3月8日号のランクでは、初めて第64位に顔を出しています。

b0100078_20473759.jpg月が第七宮にあり
木星と火星が並んだ時
その時こそ平和は惑星を導く
そして愛が星座を動かし進める
これが水瓶座の時代の黎明だ
調和と理解 同情と信頼
虚偽や嘲笑はなく 理想の夢が輝く
神秘的に澄んだ神の黙示 
そして心の真の解放
水瓶座、水瓶座よ



★マジック・ガーデン
 彼らの「Up,Up And Away」に続くアルバム、「Magic Garden」のメイン・タイトルになっている曲です。作詞・作曲は、今や超一流の人気作家になってしまったジミー・ウェッブです。

by mokki_h | 2006-06-30 20:57 | フィフス・ディメンション | Comments(7)  

さよならを教えて

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ECPB-235 CBS・ソニー 500円
A面 さよならを教えて COMMENT TE DIRE ADIEU (It Hurts To Say Good Bye)
B面 もう森へなんか行かない MA JEUNESSE FOUT LE CAMP

昼下りの優しさ、アルディはアンニュイな愛の妖精

 フランソワーズ・アルディ、1944年1月17日、フランスはパリの生まれ。中産階級の家に育った彼女は、学校の成績もかなり良かったといいます。アルディが作詞作曲を始めるきっかけとなったのは、大学入学資格試験に合格し、母親からギターをプレゼントされてからのことです。これが彼女16才の時、歌の世界にひかれていったアルディは、ソルボンヌのドイツ語の教職課程で勉強すると共に、プティ・コンセルヴァトワール・デゥ・ラ・シャンソン・デュ・ミレイユで2年程歌の勉強もしています。b0100078_20371565.jpg そして17才の時、ヴォーグ・レコードのテストを受け、ディレクターのジャック・ウォルソーンに認められ、1962年、18才の時に契約、同年6月「男の子と女の子」の大ヒットで一躍スターダムに上りました。そしてその翌年には「すてきな日」がACCのディスク大賞も受賞、彼女の人気は、フランスからイタリー、ドイツ、イギリスからカナダまで急速に広がっていました。フランソワーズ・アルディは、幼い頃から文学少女でもありました。ボーボワール、ロマン・ローラン、バルザック、カミュ、ジュリアン・グリーンなどを読み耽っていたといいます。アルディの作詞における素晴らしく詩的なセンスは、少女時代から文学書に親しんでいたということも強く影響しているのでしょう。

★さよならを教えて
 アルディの魅惑的で、けだるいような語りも入った、セルジュ・ゲンズブール作の軽快な曲です。全体に流れる爽やかなタッチとアルディのアンニュイな感覚がたまりません。
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私のこころは火打ち石
すぐに火がついてしまう
でもあなたのこころは耐熱ガラス
恋の炎に侵されない
困っちゃった
もうさよならなんて言えない


★もう森へなんか行かない
 ロマンティックなフランソワーズ・アルディの世界がそっと包みこんでくれます。「さよならを教えて」同様アルバム「フランソワーズ」(ECPM-24)に収められています。美しくも傷つきやすい青春を歌った愛のバラードです。


夕暮れの街角 のぞいた喫茶店〜

by mokki_h | 2006-06-29 20:48 | フランソワーズ・アルディ | Comments(3)  

チェインズ・アンド・シングス

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HIT-1837 キングレコード 400円
A面 チェインズ・アンド・シングス CHAINS AND THINGS(4分53秒)
B面 キングズ・スペシャル KING'S SPECIAL(5分09秒)

 去る12月9日から6日間、B.B.キングは、久し振りにニューヨークの125番街にある黒人音楽の殿堂といわれる”アポロ劇場”に出演していました。共演者には、ボビー・ブルー・ブランド、ジュニア・パーカー、などそうそうたる連中が顔をそろえていましたが、この1週間はブルース・ウィークというわけなのです。そのショーの中心人物がB.B.キングだったということは、つまり、彼がブルース・シンガーとして、一流のレッテルをはられているたしかな証拠ではないでしょうか。アポロ劇場のステージで、もちろんB.B.キングは、最近のビッグ・ヒット「スリル・イズ・ゴーン」や「ハミングバード」、新曲として現在ヒット中の「チェインズ・アンド・シングス」などを歌ったことと思います。そして同時に、もう15年以上も前の作品である「エブリデー・アイ・ハブ・ザ・ブルース」「スリー・オクロック・ブルース」をはじめ'50年代末の名作b0100078_20271138.jpg「スイート・シックスティーン」「ロック・ミー・ベイビー」なども歌い、新しい曲の方と同じように、大人のファンから若い人たちにまで広く支持されていたということです。生で聞くB.B.キングは「スリル・イズ・ゴーン」と「スリー・オクロック・ブルース」の間には、これっぽっちの差もないわけです。もちろんB.B.キング自身はいつもそういう姿勢で、過去20年近くの間、ブルース・シンガーとして歌いつづけてきたことは言うまでもありません。彼は、自分の音楽そのものをブルース音楽であると信じています。時々表面的に新しいものを取り入れてみたりもします。しかし、その根本精神は、彼が生まれ育った南部の土のにおいや、黒人として生まれた自分の運命によってささえられています。だから時には既成のブルース音楽概念では受け入れられないスタイルのものが生まれてくることがあっても当然なのです。B.B.キングは、非常にスケールの大きな、あらゆるタイプの音楽性を内に秘めたブルース・シンガー/ギタリストということになります。こう評価するのが、一番正しいような気がします。
 
 さて、B.B.キングは、ビル・シムジクのプロデュースで、ギターにジョー・ウォルシュ、ピアノにキャロル・キング、レオン・ラッセル、ドラムスにラス・カンケルといったロック系のミュージシャンが参加した”Indianola Mississippi Seeds”というアルバムで、またまた人気を呼んでいますが、そのアルバムからシングル・カットされた曲が、ここにおとどけする2曲です。

★チェインズ・アンド・シングス
B.B.キングとデイヴ・クラークという人が共作したナンバーで、大体「スリル・イズ・ゴーン」「ハミングバード」とつながる一連のスタイルで仕上げられているソウル・ミュージック的ムードの強い作品です。考えてみると、B.B.キングの声は、ソウルフルなフィーリングをしていて、こうしたタイプの曲にはぴったりと言えるでしょう。

★キングズ・スペシャル
これは、B.B.キング自作・自演のインストゥルメンタル・ナンバーです。曲というより軽いジャム・セッションを収録しただけという感じですが、B.B.の乾いているのに豊潤な独特の音色のギターが、まるで人間の声のように自由に歌っています。


西瓜を食べてた 夏休み〜 水撒きしたっけ 夏休み〜

by mokki_h | 2006-06-28 20:36 | B.B.キング | Comments(0)  

喜びの世界

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HR-2775 東芝音楽工業 400円
A面 喜びの世界 JOY TO THE WORLD(3分38秒)
B面 アイ・キャン・ヒア・ユー・コーリング 
      I CAN HEAR YOU CALLING(2分56秒)
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 スリー・ドッグ・ナイトは白人男性グループとしては珍しく、3人のリード・ヴォーカリスト(ダニー・ハットン、チャック・ネグロン、コリー・ウェルズ)と4人のインストゥルメンタル・セクション(ギターのマイク・オールザップ、ベースのジョー・シャーミー、キーボードのジム・グリーンスプーン、ドラムスのフロイド・スニード)という編成です。この3名のヴォーカリストは、各々ソロ・ヴォーカリスト、あるいはロック・バンドのヴォーカリストとして1960年代の中ごろからプロとしての活動を始めていますが、なかなか芽が出ず(ダニー・ハットンは1965年9月のモンキーズのオーディションに応募しています)、1967年に3人で組んでヴォーカル・グループを結成することになります。やがて、4人の楽器奏者をメンバーに加えて7人組になり、グループ名をスリー・ドッグ・ナイトとして1968年にダンヒルからデビューしました。

b0100078_20264847.jpg スリー・ドッグ・ナイトは、自分達で作曲をしないで、他人のふんどしで相撲を取無名のアーティストや新鋭のシンガー・ソング・ライター等の楽曲を見つけ出し、彼らなりのアレンジで聴かせるグループですが、その選曲とアレンジのセンスは抜群のものがあります。「喜びの世界」は「Green Back Dollar」や「Pusher」などで知られるソングライター、ホワイト・アクストン作の、痛快かつハート・ウォーミングな愛の讃歌です。

by mokki_h | 2006-06-27 20:33 | スリー・ドッグ・ナイト | Comments(0)  

シカゴ

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P-1053A ワーナーブラザーズ・パイオニア 400円
A面 シカゴ CHICAGO(2分55秒)
B面 シンプル・マン SIMPLE MAN(2分05秒)

スティーブン・スティルス、ニール・ヤング、デイヴィッド・クロスビーに続いて発表されたグラハム・ナッシュのソロ・アルバム『Songs for Beginners』からのシングル・カットです。「シカゴ」はCSN&Yのライヴ・アルバム「Four way Street」でも歌われていたおなじみの曲。グラハム・ナッシュといえば、「僕達の家」や「ティーチ・ユア・チルドレン」といった、優しさに溢れたラブリーな歌が思い浮かびますが、この曲はオルガンの刻む重いビートに乗せて”引っ込んでろ、政治屋ども ここにゃ、お前らの出る幕なんぞないんだよ”と、激しい言葉が、強い調子で歌われます。アコースティック・ギター、ピアノ、オルガン、タンバリンをナッシュが担当し、ドラムスはジョニー・バーバータ、ベースがクリス・エスリッジ、そして力強いハーモニーを作り出しているバックグラウンド・ヴォーカルには、ジョー・コッカーやその他数多くのロック・シンガーのバックを担当している人で、バック・ハーモニーをやらせたら一番いかしていると云われているリタ・クーリッジ、そしてヴァネッタ・フグ、シャーリー・マシューズ、クライド・キング、ドロシー・モリスンといった人達が参加しています。
 
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 「シンプル・マン」は2分ちょっとの短い曲ですが、とても素敵な曲です。ここでもリタ・クーリッジがハーモニーをつけていますが、注目したいのは、柔らかい音色で、暖かい雰囲気を作り出しているデイヴィッド・リンドレーのカントリー・フィドルでしょう。「シンプル・マン」のその名の通り、シンプルな曲を、ピアノとバイオリンのみのシンプルな演奏で聞かせます。とっても暖かくて、せつないせつない、ナッシュの名曲であります。

by mokki_h | 2006-06-26 00:38 | グラハム・ナッシュ | Comments(0)  

長い夜

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CBSA82074 CBSソニー・レコード 400円
A面 長い夜 25 OR 6 TO 4(3分15秒)
B面 約束の地へ WHERE DO WE GO FROM HERE(2分42秒)

 「創造を生む最高の共同体」それはジェームス・ウィリアム・ガルシオのプロデュースによるChicagoシカゴ。7人のアメリカ青年によるロック・アンサンブルです。ブラス・セクションをロックに取り入れたぶ厚いサウンドは、まさに完璧です。

b0100078_0112297.jpg このディスクは、センセーショナルな話題を呼んだ2枚目のアルバム「シカゴと23の誓い」からのシングル・カットで、「長い夜」はロバート・ラムのペンによるメッセージ・ソング。テリー・キャスのギターが激しくうねります。
これこそワウワウ!といえる素晴らしいギター・ソロが聞きものです。
約束の地へ」はピート・セテラの作で、ミディアム・テンポながら、ゴスペル・タッチで説得力のある歌い方が印象的です。




by mokki_h | 2006-06-25 00:18 | シカゴ | Comments(8)  

LIVE AT CARNEGIE HALL 1963

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CSK17254 promotional-not for sale

1. The Times They Are A-Changin'
2. Ballad Of Hollis Brown
3. Boots of Spanish Leather
4. Lay Down Your Weary Tune
5. North Country Blues
6. With God On Our Side

Recorded October 26, 1963 at Carnegie Hall, New York City


b0100078_023684.jpgおお、恋人よ、わたしは船出する
朝には船出してしまうのよ
海のむこうから
送ってほしいものはないかしら
わたしが行く国から

いいや、恋人よ、おくってほしいものはない
なんにもほしいものはない
ただ汚されずにかえっておいで
あのさびしい海のむこうから



恋人よ 僕は旅立つ 東へと向かう 列車で〜

by mokki_h | 2006-06-24 00:05 | ボブ・ディラン | Comments(2)  

NO DIRECTION HOME

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ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム
PPF 111182 パラマウント 4935円(税込) 6/23発売
Disc1 本編113分/Disc2 本編95分+特典46分
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b0100078_20322391.jpg「レコードは買わないで、店で試し聴きさせてもらうんだ。耳がいいから一度か二度聞けば覚えてしまうからね。」

「ウディ・ガスリーを知り、”自分と重なる”と思った。ウディの歌を覚えて彼をもっと知ろうと思ったんだけど、店にはウディのレコードは1枚も置いてなくて手に入れることができなかった。ポール・ネルソンという中西部で(多分)一番のレコード収集家がいて、一度彼の家でウディを聴いた。たまらなくウディのレコードが欲しくなり、ネルソンが家を空けた時に行ってレコードを何枚か持ってきた。」

 b0100078_20484887.jpg バーズの短い演奏の後、フォーク・ロックのサウンドが嫌いだったと語るディラン。いきなりマイク・ブルームフィールドの「It Takes Time」が始まって、おおっ!っと思ったらすぐに終わってしまい、アル・クーパーと共にブルームフィールドの思い出を語ります。

「そのころ、彼は他の誰よりも(ギターが)上手かった。僕の曲にギターを入れるなら彼しか考えられなかった。最高のギタリストだった」


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特製ブックレット付き
(全28ページ)




by mokki_h | 2006-06-23 21:30 | ボブ・ディラン | Comments(2)  

ジャニスの祈り

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CBSA82097 CBS・ソニーレコード 400円
A面 ジャニスの祈り(ムーブ・オーバー) MOVE OVER(3:10)
B面 ミー・アンド・ボビー・マギー ME AND BOBBY McGEE(4:28)

演奏 )フル・ティルト・ブギー・バンド Full Tilt Boogie Band

 ジャニス・ジョプリン、彼女は1943年1月19日、テキサス州ポート・アーサでユダヤ系アメリカ人の中産階級の家庭に生まれました。そして、それから27年経過した1970年10月4日夜、ハリウッドのフランクリン・アヴェニューにあるランド・マーク・モーター・ホテルで死体となって発見されました。わずか27年の短い人生でしたが、今になってジャニス・ジョプリンのレコードを耳にし、そして彼女に関する様々な記事を読むと、ジャニスは短い27年という人生の中で、いつも人間性を失わず、自由奔放な生活を送ってきたような気がします。10代の後半で数回家出をしているジャニス、しかしその時のジャニスはまだ精神的に子供であったので、再び両親の元に戻り、ビューモントにあるラマー・ステート・カレッジ・オブ・テクノロジーに通い始めました。しかし、カレッジに入ってから彼女は変わりました。カレッジをドロップ・アウトし、ブルースを歌う女性へと変身したのです。ジャニスは音楽というものの中から、純粋に自分を見い出し、人間としても大きく成長したのです。
 
 丁度その頃、ジャニス・ジョプリンはサンフランシスコでフォーク・ブルースを歌っていましたが、そこをチェット・ヘルムスに見い出され、偉大な女性シャウターとして各方面から脚光を浴びるキッカケをつかんでいます。ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーのリード・ヴォーカリストとして歌うようになったジャニスですが、あまりにも多くの人々に、ジャニスがバック・バンドをしたがえてソロ・シンガーとして歌う姿を印象付けてしまいました。事実、当時の音楽誌他、ニューズ・ウィーク誌、タイム誌等のビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーの特集記事を読みますと、そこにはジャニス・ジョプリンの姿が大きくエポックされていて、それはジャニスの特集と言った方がいい、といった扱い方です。それだけ、ジャニス・ジョプリンは派手な存在だったのですが、それは彼女の天性のようなものだったのかもしれません。ジャニス・ジョプリンの人生は、常にトライの連続であったとも言えるでしょう。又、マリファナ、ヘロイン、コカイン、そしてアルコールと、ジャニスは刺激物を常に服用していました。それはトライの連続であった苦闘の生活の中から生じてきたものかもしれませんが、彼女の死因はそれらの摂りすぎであったことは言うに及びません。

★ジャニスの祈り(ムーブ・オーバー)
 「KOZMIC BLUES」でもジャニス・ジョプリンは強力なシャウターぶりを発揮していましたが、それ以上に深い音楽性を感じさせるのが、彼女の遺作ともいうべきニュー・アルバム「PEARL」です。このナンバーは、その「PEARL」からのカッティング・ナンバーで、ジャニスの心から叫ぶパワフルなヴォーカルに、自然とジャニスの世界へと足を踏み入れてしまいます。

★ミー・アンド・ボビー・マギーb0100078_20203854.jpg
 クリス・クリストファーソン作のロジャー・ミラーのヒット・チューンとして有名なこのナンバーを、アコースティック・ギターをフィーチュアしたシンプルなアレンジで聞かせます。(このアコースティック・ギターはパール=ジャニス自身が担当している、とクレジットされています)アメリカではこちらのナンバーがA面として発売されています。そしてアルバムのレコーディングには、ジャニスのバック・バンドであったフル・ティルト・ブギー・バンド、そして何人かのセッション・マンが参加しています。

by mokki_h | 2006-06-22 20:24 | ジャニス・ジョプリン | Comments(2)  

僕の旅は小さな叫び

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SPR-115(NDS-168) 松下電器 テクニクス・ステレオ 試聴盤
A面 1. 僕の旅は小さな叫び 山川啓介/作詞、渋谷毅/作曲・編曲、唱/吉田拓郎
   2. ひとの中に     山川啓介/作詞、渋谷毅/作曲・編曲、唱/小坂忠
B面 1. BRIGADE ANTI-GANGS M.MAGNE/作曲、萩原秀樹/編曲
   2. THE VALACHI PAPER<バラキのテーマ> 
               R.ORTOLANA/作曲、石川皓也/編曲


b0100078_19502622.jpg 「僕の旅は小さな叫び」は拓郎さん自身の作詞・作曲ではありませんが、曲、歌詞共に拓郎さんによく似合っています。「4チャンネルの効果を充分お楽しみいただけるように特別に録音いたしております。」とあるように、ドラムが入ってくるところとか、ストリングスが被ってくるあたり、かなりメリハリがあり音像がハッキリクッキリしております。(因みに拓郎さんのこの吹き込みの報酬は22,222円だったそうです。)
ひとの中に」は小坂忠さんの歌でこちらも土臭い作風がよくマッチしています。両曲とも作曲・編曲は「日本のジャズの秘めた宝渋谷毅さんです。

僕の旅は小さな叫び ♪


by mokki_h | 2006-06-21 20:00 | 吉田拓郎 | Comments(0)