花一輪
A面 花一輪
B面 夢は夜ひらく
どこでどうやって
探しあてたものでしょうか
こんな時になって
妹の奴が手紙をよこしました
1974年の4月に発売された藤竜也さんのヒットシングル「花一輪」です。小谷夏こと久世光彦さんの作詞、あかのたちおさんの作・編曲。森本レオさんの「親父にさよなら」や欽ちゃんの「何処かにお前が」みたいなタイプの、歌というよりは、ほとんどが台詞で出来ているあれですよ。レオさんや欽ちゃんの場合はちょっとだけ歌の部分がついていましたが、こちらは純度100パーセント。まるっと藤さんのかっこいい語りオンリーでございます(藤さんの歌声はB面の「夢は夜ひらく」で)。
螢の子と書いて螢子と申します 妹の名前です
どこか川っぷちで 花を摘んでる
そんな名前の女をお見かけになりましたら
その細い背中に どうか優しい言葉の
ひとつも かけてやっておくんなさい
同じ年の10月には「花一輪」を原案にした藤竜也さんの記念すべき初主演作となる東映映画『任侠花一輪』が公開されました(妹の螢子役は多岐川裕美さん)。
by mokki_h | 2008-11-24 09:58 | 藤竜也