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お座敷小唄

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お座敷小唄_b0100078_21175492.jpgSV-77 ビクターレコード 300円

A面 お座敷小唄  
B面 マヒナのさのさ

トッテン トテテトッテ 
トッテン トテテトッテ♪


1964年に発売された和田弘とマヒナ・スターズの大ヒットシングル「お座敷小唄」です。ジャケット裏の歌詞カードには、和田弘さんの採譜、寺岡真三さんの編曲と書いてありますよ。ふとしたはずみで、誰しもがなーんとなくついつい鼻歌で出てくる(そして、たぶんおそらく1番の歌詞は完全に暗謡できる)この「お座敷小唄」、松平直樹さんと松尾和子さんが1番から6番までを交互にリードをとっておられるように思われがちですが、改めて聴いてみると、これがそんな単純なものではなくて、その構成がとってもよく練られているんですね。パヤーンいうハワイアンスチールに導かれて始まる1番の出だし富士の高嶺に降る雪もはメンバー全員で、京都先斗町にを松平さんが単独で、降る雪もをまた全員で、雪に変わりはないじゃなしを松平さんが単独で、最後のとけて流れりゃ皆同じをメンバー全員で歌うという忙しくも美しい流れ。そして2番の好きで好きで大好きでが松尾和子さんの単独リードボーカル、3番のぼくがしばらく来ないとては松平さんの単独、ここでハワイアンスチールの心地よい間奏が入って、4番の一目見てから好きになりが再び松尾さんの単独ボーカル、というように交互にリードが変わります。そして聞かせどころの5番では、どうかしたかとが松平さん、どうもしないとが松尾さん、目にはいっぱい泪ためが松平さんで、貴方しばらく来ないからが松尾さんという具合にコール&レスポンスで歌われる黄金の男女デュエット形式になって、6番の、唄はさのさか以下を1番のように全員で、粋なフレーズお金も着物もいらないわだけ松尾さんが単独で歌い、最後の貴方ひとりが欲しいのよを再び全員でという、まるでそう、組曲のような計算された素晴らしい構成なのですわ☆あ、それ、トッテン トテテトッテ トッテン トテテトッテ♪
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by mokki_h | 2008-03-27 21:30 | マヒナ・スターズ  

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