圭子の夢は夜ひらく

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JRT-1077 日本ビクター 400円
A面 圭子の夢は夜ひらく  B面 東京流れもの

十五、十六、十七と 私の人生暗かった
過去はどんなに暗くとも 夢は夜ひらく


曽根幸明さん作曲の「夢は夜ひらく」は、さまざまな歌手によって歌われて(曽根さんは「今までこの曲によって多くの歌手や、又、いろいろな詞によって歌われてきたものだけでも80種類以上にはなるだろう」と語っておられます)いますが、なかでもよく知られているのは1966年の園まりさん、1971年の三上寛さんのおどろおどろしいバージョン(放送禁止歌ということですが歌詞のなかに、包丁でどうの、とか出てきますし、これはやはり適切な判断かと)、そして最も有名なのが石坂まさをさんが詞をつけた1970年の藤圭子さんの「圭子の夢は夜ひらく」でしょう(オリコンチャートでは1970年5月25日付から7月27日まで10週連続の第1位)。こういう不幸感が濃厚に漂う暗〜い歌を歌わせたら圭子さんの右に出るものはおりますまい。作曲者の曽根さんも、「この『圭子の夢は夜ひらく』ほど心に強く印象に残ったものはない。歌い手といい歌詞といい後世いつまでも残るであろう」と絶賛されております。b0100078_21145990.jpgB面は「東京流れもの」。「東京流れもの」というと 流れ流れて東京を そぞろ歩きは軟派でもという歌詞のついた竹越ひろ子さんのバージョンがよく知られています。作曲者不詳ということですが、もともとは「流し」のひとたちによって広く歌われていた所謂やくざ歌らしいですね。圭子さんも「流し」時代には、この「東京流れもの」を得意にされていたのでしょう。ここでは石坂さんがつけた別の歌詞で歌っておられます。

風が吹いたら吹かれます 雨が降ったら濡れまする 
馬鹿な男と云わりょうと 馬鹿は承知の一本気 
あゝ東京流れもの


圭子さんのドスのきいた歌いまわし、そしてハスキーな声がぐっとくるほどかっこいいです。
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by mokki_h | 2007-01-21 13:08 | 藤圭子 | Comments(2)  

Commented by Nob at 2007-01-21 20:14 x
大好きですよ~ 今ではウタダ母で有名ですが、「新宿の女」で初めて見たときは、すごい美人でしたよね。 声もハスキーだし♪
あとは「京都から博多まで」も良かったですね!
「夢は夜ひらく」 この曲は園まりさん版は憶えていますが、三上寛バージョンは知りませんでした。 テレビでは殆ど歌っていなかったんですかね?
Commented by mokki_h at 2007-01-21 20:50
肩につめたい小雨が重い 思いきれない未練が重い〜

藤圭子さんは本当にお人形さんのような美人でしたね。娘さんはあんまり似ていないみたいですねぇ。「京都から博多まで」は私も大好物なんですよ。最近はほとんど行かなくなったカラオケですが、以前はよく「京都から博多まで」をぶちかまして拍手喝采をパラパラと浴びたものでございます。

三上さんの「夢は夜ひらく」は、テレビではちょっと無理かな、と思われます。歌詞があまりに猥雑といいましょうか、卑猥、おっ!そのまんま東氏当選確実、ほぉぉ 卑猥で凄惨なので、ラジオでもあまり流れたことはないのでは、と。有線ではけっこう流れておりました。 

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