カテゴリ:アストロノウツ( 1 )

 

眞夏のリズム/サーフィン

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CP-1128 VICTOR 定価400円
A面 1. 太陽の彼方に MOVIN 
   2. サーフィン野郎 KUK
B面 1. パイプライン PIPELINE 
   2. レッツ・ゴー・トリッピン LET'S GO TRIPPINN'

 「アストロノウツ」(ASTRONAUTS) 変わった名前ですね。辞書をみてみますと、”ASTRO”は、「星の」とか「宇宙の」という意味で、”NAUTICAL”が、「船員」「海員」「船乗り」という意味ですので、多分「宇宙を航行する船乗り」という意味で名付けたのでしょう。なるほど演奏を聴いてみますと、名前の通り、フレッシュで、スティミュレイティング・サウンド(刺激的な音)を持っているユニークなバンドです。電気ギター4、ドラム1 というこれも大変珍しい5人編成です。
 メンバーは先ずリーダーがこのグループで最年長者の25才でリズム・ギターを担当するボブ・デモン(Bob Demmon)。彼はその他にトランペットやピアノをよくし、このグループのアレンジもやっているようです。電気ギターを弾くデニス・リンドセイ(Dennis Lindsey)、声帯模写が特技。リード・ギターを担当するのがリッチ・フィフィールド(Rich Fifield)。彼はヴォーカルの方でもなかなかで、コーラスに、ソロの掛け合いにと大変な活躍ぶりを示します。腹の底に響くようなビューン、ビューンという独特の音色を出すのがベース・ギターを担当しているストーミィ・パターソン(Stomy Patterson)。このグループのソロ・シンガーも兼ねていて、ソフトでパンチのあるヴォーカルを聞かせてくれます。グループ最年少者、19才のジム・ギャラガー(Jim Gallagher)がドラムを叩いています。
 
 さて以上のメンバーが演奏するサーフィン・ミュージックなるもの、リズム型式は自由で主にロック、ツイストといった若人達に喜ばれそうなリズムを多く使っているようです。電気ギターを主にフィーチュアしたり、組合わせたり、時には悲しきサックスも組合わせて、全体にロック&ロールの低音ビートを生かした音楽ということになりそうです。ツイスト、ボサノヴァ、タムレの時代はもう去りました。高い波に乗り、波しぶきをあげて豪快に滑る男性的なスポーツは若人達の憧れでしょう。波乗りをしながら、或いは海辺で楽しく踊りながら、大いにサーフィン・ミュージックで青春を謳歌して下さい。

★太陽の彼方に 「サーフィン№1」を書いたリー・ヘイズルウッドのオリジナルで、フィフィールド、パターソン、リンドゼイ3人の電気ギターが交錯して火花を散らすゴキゲンな演奏です。

★サーフィン野郎 ハワイアンに、”KUK”という曲があるそうですが、レーベルを見ますと、デモン、ギャラガー、パターソン、リンドゼイ、フィフィールドの5人の名前が作曲欄に並んでいますので、恐らくハワイアン”KUK”にヒントを得て、アストロノウツのメンバーが作ったサーフィンのオリジナルだろうと思われます。ストミー・パターソンとリッチ・フィフィールドの掛合いのソロのバックに残りの3人がコーラスで付き合い、その合間には声帯模写を得意とするデニス・リンドゼイが愉快な声をはさみ、メンバー全員がヴォーカルでも楽しげに活躍しています。もともとインストゥルメンタルのチームとして知られているアストロノウツですが、この曲を聞きますと、ヴォーカル・チームとしてもなかなかのものです。如何にも手慣れたという感じで、リラックスしたロックになっていますが、合間にフィフィールドの鮮やかなギターも入っていて、大変楽しいものです。

★パイプライン 昨年の5月頃、「サーフィン・U.S.A」とちょうど同じ頃全米ヒット・パレードを大いに湧き立たせた曲です。ザ・シャンティズのオリジナルで、スピッカードとカーマンのコンビが作ったインストゥルメンタル物のヒット曲です。日本でも昨年の末にかけてヒットしたので記憶に新しいことでしょう。「パイプライン」とは大きな波頭がかぶさって出来る管のような空間を意味しますが、我がアストロノウツがこんなゴキゲンな曲を見逃す筈はなく、軽快なテンポを大いに生かしています。

★レッツ・ゴー・トリッピン メンバー全員の「レッツ・ゴー・トリッピン」と言う掛け声で、元気に旅へ出発です。サーフィンに乗って旅行するなんて、グッとしゃれていますね。もう、ここまでくればアストロノウツの演奏におなじみになった皆さんは快調なアストロノウツ・スタイルに乗って、サーフィンを楽しんでいらっしゃることでしょう。相変わらず5人の息の合った手慣れた演奏が展開されます。


ノッテケ ノッテケ ノッテケ サーフィン ナ〜ミニ ナ〜ミニ ナ〜ミニ ノレノレ♪
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by mokki_h | 2006-06-01 21:10 | アストロノウツ | Comments(3)