カテゴリ:ザ・フォーク・クルセダーズ( 10 )

 

孤独のマラソン・ランナー

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ETP-10212 東芝EMI 600円 

A面 孤独のマラソン・ランナー  B面 風に消えたあいつ

自転車が通って行く 自動車が追いかける
機関車が横切るよ 飛行機がかすめる
長い髪の女の子 花束をホラかざして
野原へ出かけましょうと 肩をたたいて行く
 

 言葉の魔術師=北山修先生が自切俳人(ジキルハイド)を名乗られて、1977年の初夏のある日に発売されたシングル盤「孤独のマラソン・ランナー」っス。バックのバンドはヒューマン・ズー。はい、ヒューマンズ(HUMANS)でなくてヒューマン・ズー(HUMAN ZOO)だすよ、人間動物園ざます。その人間動物園の園長さんであられるところのジキルハイドさんによる、知っている人は知っている、高らかな『HUMAN SOUND宣言』をお聞きあそばせ。

“人間の音楽”をつくります。それは生き生きとした音楽です。
人間が毎日の生活の中で知らず知らずのうちに、うたっているような音楽です。
私たちにとって、笑いや溜息が人間のもっとも基本的な歌だと思います。
私たちにとって、足音や心臓の鼓動が人間のリズムだと思います。
そんなものを、そのまま音楽にしてみたい。
こんな私たちの願いがレコードの音の中に実現されるかどうかは、
私たち自身が本当に生きているかどうかにかかっているでしょう。
私たちはプロの音楽家ではないかも知れません。
でも、これだけははっきりと言えます。
私たちは、人間としてはプロフェッショナルでありたいのです。
私たち自身が音楽の中に生きるのです。
私たちは、新しい音楽をつくるつもりはありません。
私たちは、シンプルな音楽をつくるのです。
ハ、ハ、ハ、ハ、ハ、

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ほーほー、なるほど、やっぱりお医者さんは違いますな。先生の仰る事が、すうっと頭の中に入ってきますです、はいはい。それはそれとして、この「孤独のマラソン・ランナー」は北山先生の作詞・作曲、金田一耕三(これまたひねったペンネームですな)さんの編曲。時のジョギングブームに乗って一部の熱狂的な信者さん達に愛唱され続けている名曲、やそうですわ。B面は、北山先生の作詞・作曲、斎藤茂兵衛とアコースチック・サーカスの編曲&演奏によるカントリー・ソング「風に消えたあいつ」。軽やかなバンジョーの調べが心地よいのぢゃ。

黒いマントを風になびかせ 涙を笑いにかくして消えた
白い舗道にひびく足音 風に消えたあいつ
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by mokki_h | 2010-04-07 19:49 | ザ・フォーク・クルセダーズ | Comments(0)  

何のために

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CTP-2437 東芝音楽工業 500円

A面 何のために  
B面 花のかおりに

何のために 何を求めて
傷つきつかれ 年老いて死ぬのか
よごれた顔に ほほえみうかべ
男はやがて 息絶えた


 1968年の11月10日に発売された日本のビートルズ=フォークルの「何のために」のジャケットのデザインはそのままでレコード番号だけ変更した(オリジナルの番号はCP-1036)再発シングルですみません。作詞は北山修さん、作曲(リードボーカルも)は端田宣彦さん、編曲は青木望さんです。b0100078_19331981.jpg百まで生きよう」が、『フォークル版When I'm 64』ならば、こちらは物悲しい弦楽四重奏(あれ八重奏か?よくわかりませぬ)のトテトテトテトテいうフレーズも、重苦しくて深刻な歌詞もそっくりな『フォークル版エリナー・リグビー』ですね、狭間賢二さん。B面は、北山修さんの作詞、トノバンさんの作曲(リードボーカルも)、青木望さんの編曲による、健気で美しいこれ好きっ度☆☆☆☆☆花のかおりに」。さようなら、トノバンさん。

心に残る あの人の
おもかげしのび 今日もなく
娘よ祈れ 神様に
暗い嵐の 終るまで
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by mokki_h | 2009-10-19 19:37 | ザ・フォーク・クルセダーズ | Comments(2)  

帰って来たヨッパライ

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b0100078_20421434.jpgCP-1014 東芝音楽工業 370円
A面 帰って来たヨッパライ  
B面 ソーラン節

天国よいとこ 一度はおいで
酒はうまいし ねえちゃんはきれいだ 
わ わ わっわー


 1967年の12月25日に発売されたフォークルの歌うナンセンス・ソングの決定盤シングル「帰って来たヨッパライ」ですわ。オラは死んじまっただー天国に行っただー。テープの早回しという掟破りの反則技を使ったなんとも可笑しな歌声とその珍妙な歌詞が、万人に受けに受けて、1968年1月18日付のオリコンチャートでいきなりの第3位。翌週の1月25日付チャートでムード歌謡の王様ロス・プリモスの「ラブユー東京」とGSの王者タイガースの「君だけに愛を」を抜き去って堂々の首位に立ち、2月26日付チャートで伊東ゆかりさんの肩を濡らす「恋のしずく」にその座を譲るまで、5週間連続トップを独走したのでありましただ。
B面はフォークギターをジャンジャカ鳴らして歌われる北海道民謡、ヤーレンソーランソーラン「ソーラン節」。
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by mokki_h | 2008-03-11 20:52 | ザ・フォーク・クルセダーズ | Comments(10)  

ぼくのそばにおいでよ

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b0100078_13551979.jpgEP-1184 東芝音楽工業 400円
A面 ぼくのそばにおいでよ 
B面 アーサーのブティック

おいでよ僕のベッドに
僕の可愛いひと
二人の愛の夜を
静かに過ごそうよ


 高石友也さんや岡林信康さんもカヴァーされていたモダン・フォークのプリンスエリック・アンダースンさんの珠玉の名曲「Come To My Bedside」をのんびり心地よくカントリー風に料理して、1969年の12月に発売されたトノバンこと加藤和彦さんのシングル盤「ぼくのそばにおいでよ」です。バックの演奏に参加しているメンバーは、つのだひろさん(ドラムス)、ジャックスの谷野ひとしさん(ベース)、藤田秀雄さん(ピアノ)、遠藤俊雄さん(ペダル・スチール)。訳詞は高石さん版&岡林さん版(邦題は「おいでよ僕のベッドに」)と同じく、日高仁さん。はい、こちらのトノバンさん版もまったく同じ歌詞で歌われております☆ B面はトノバンさんの作曲、松山猛さんの作詞、クニ河内さんの編曲によるオリジナル・ナンバー「アーサーのブティック」。バンジョーやマンドリンの他に三味線の音まで聞こえてきますよ。
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by mokki_h | 2008-02-16 14:01 | ザ・フォーク・クルセダーズ | Comments(2)  

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EP-1132 東芝音楽工業 400円

b0100078_9224992.jpgA面 風  
B面 何もいわずに

プラタナスの
枯葉舞う
冬の道で
プラタナスの
散る音に
振り返る


オロ9さんの8掛けの表彰で再び脚光を浴びている、はしだのりひことシューベルツの1969年の1月10日に発売され大ヒットしたシングル盤「」です。b0100078_9244967.jpg北山修さんの作詞、はしだのりひこさんの作曲。編曲は青木望さん。シューベルツのメンバーはジャケット写真の左から、きのこの山みたいなへんちくりんちょっと変わった髪型の杉田二郎さん(白黒写真の一番右)、井上博さん(白黒写真の右から2番目)、リーダーの端田宣彦さん(白黒写真の左から2番目)、越智友嗣さん(白黒写真の一番左)の4人。B面は、杉田二郎さんの作曲、シューベルツの作詞、青木望さんの編曲による寂し気なフォーク・ロック調ナンバー「何もいわずに」。
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by mokki_h | 2007-11-11 09:29 | ザ・フォーク・クルセダーズ | Comments(8)  

花嫁

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EP-1274 b0100078_19193115.jpg東芝音楽工業 400円
A面 花嫁  
B面 この道

花嫁は 夜汽車にのって
とついでゆくの
あの人の写真を胸に
海辺の街へ


 はしだのりひことクライマックスの1971年の大ヒットシングル「花嫁」です。北山修さんの作詞、はしだのりひこさんとメンバーの坂庭省悟さん(バンジョーを持っているひと)の作曲、青木望さんの編曲。リードボーカルは藤沢ミエさん。バックを支える演奏陣がとっても豪華です。ドラムスが猪俣猛さん、エレクトリックギターが水谷公生さんと杉本喜代志さん(後半に右チャンネルからちらちらと聞こえてくるオブリが水谷さんでしょう、たぶん)、ベースが鈴木淳さん、アコースティックギターが石川鷹彦さん、パーカッションに川原正美さん、宮下明さんと福島照之さんのトランペット、三森一郎さんと金井陽一さんのテナーサックス、原田忠幸さんのバリトンサックス、そして多アンサンブルのストリングス。B面は、はしださんがリードボーカルをとる「この道」。北山修さんの作詞、はしだのりひこさんの作曲、青木望さんの編曲。エヴァークリーンの赤盤です。
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by mokki_h | 2007-09-02 19:22 | ザ・フォーク・クルセダーズ | Comments(7)  

青年は荒野をめざす

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CP-1037 東芝音楽工業 400円
A面 青年は荒野をめざす  B面 百まで生きよう

ひとりで行くんだ 
幸せに背を向けて
さらば恋人よ なつかしい歌よ友よ
いま青春の河を越え
青年は 青年は荒野をめざす


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 1968年の12月5日に発売されたフォークルのラストシングル「青年は荒野をめざす」です。作詞は五木寛之さん、作曲は加藤和彦さん、編曲は川口真さん。B面はポールのほのぼのナンバー=「When I'm Sixty-Four」をまるっと真似た「百まで生きよう」。テーマも曲調もそっくり、印象的なクラリネットの音とそのフレーズ、ベースのパターン、キンコンカンコン鐘の音はほとんど同じです。北山修さんの作詞、加藤和彦さんの作曲、ありたあきらさんの編曲。
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by mokki_h | 2007-05-31 22:58 | ザ・フォーク・クルセダーズ | Comments(2)  

さすらいのヨッパライ

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b0100078_21143369.jpgCP-1035 東芝音楽工業 
400円
A面 さすらいのヨッパライ  
B面 戦争は知らない

野に咲く花の 名前は知らない
だけど 野に咲く花が好き


 「帰ってきたヨッパライ」に続くフォークルのヨッパライ・シリーズ第2弾「さすらいのヨッパライ」です。例によってテープの早回しを使ったヘンテコリンな声で歌われる「帰ってきたヨッパライ」の西部劇版。ストーンズの「カントリー・ホンク」みたいなもんでしょうか。天国の神様のセリフもイングリッシュ混じりで「Hey You もうかりまっか?」なんて言ってます。北山修さんの作詞、加藤和彦さんの作曲。B面は1968年の7月27日に渋谷公会堂で行われたフォークルの単独コンサート『当世今様民謡大温習会(はれんち りさいたる)』からの名曲「戦争は知らない」。寺山修司さんの作詞、加藤ヒロシさんの作曲、青木望さんの編曲。1968年11月10日発売。
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by mokki_h | 2007-05-30 21:33 | ザ・フォーク・クルセダーズ | Comments(2)  

あの素晴しい愛をもう一度

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CTP-2415 
東芝音楽工業 
400円

A面 あの素晴しい愛をもう一度
B面 僕を呼ぶ故郷

 日本のレノン=マッカートニー加藤和彦さんと北山修さんの1971年4月5日に発売されたシングル盤、永遠の国民的愛唱歌「あの素晴しい愛をもう一度」です。1番の命かけてと誓った日から〜を加藤さんが、2番の赤トンボの唄をうたった空は〜を北山さんが、キーがCに転調する3番の広い荒野にぽつんといるよで〜を、加藤さんのメインヴォーカルに北山さんがハーモニーをつける形でふたり一緒に歌っておられます。
To be together again!
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by mokki_h | 2007-05-12 10:54 | ザ・フォーク・クルセダーズ | Comments(6)  

悲しくてやりきれない

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b0100078_21342696.jpgCP-1025 東芝音楽工業 370円
A面 悲しくてやりきれない  
B面 コブのない駱駝
悲しくて 悲しくて
とても やりきれない
このやるせない モヤモヤを
だれかに告げようか

 
 ザ・フォーク・クルセダーズの大ヒット「帰ってきたヨッパライ」に続く第2弾は「悲しくてやりきれない」です。作曲はトノバンさんですが、作詞が北山修さんではなくて、サトウ・ハチローさんなのですね。ぐにゃんと歪んだタイトルがジェファーソン・エアプレインみたいでサイケです。アングラの旗手っていうのがいいですね。1968年3月発売。
 
 B面の「コブのない駱駝」はイントロがバーズの「霧の8マイル」みたいでかっこいいです。メインのメロディーがなんとも古臭くて気持ち悪あれですが、曲調が変わるよくお聞きなさい〜以降のところはいい感じです。

胸に しみる空のかがやき 今日も遠くながめ 涙をながす〜
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by mokki_h | 2006-11-16 21:51 | ザ・フォーク・クルセダーズ | Comments(0)