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カテゴリ:カコとミキ( 1 )

 

0時20分発夜行列車

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EP-1163 東芝音楽工業 400円
A面 0時20分発夜行列車 B面 白い風の午後

 デュエットはいいですね。きれいなハーモニーを聞かせたり、かわりばんこに歌って最後を一緒にキメたりとなかなか楽しいもんです。二人で歌うとハモりたくなるのは、これは人間の習性でしょうかね。上手くハモれたときの快感は、たまらんですが、カコこと香美カコさんと、ミキことミキ・中町さんのコンビ『カコとミキ』の1969年7月に発売されたシングル「0時20分発夜行列車」はちょっと変わっています。どことなく淫靡でいやらしい雰囲気のジャケット写真に、成人映画のタイトルのような曲名がこれまたエッチな感じの字体で書かれていて、ちょっと何かを期待させます。

 針を下ろすとポォ〜ッと汽笛が鳴って列車のガタゴトガタゴトいう音とともに寂し気なギターが聞こえてきます。

Am]その夜は 霧[E7]が深かっ[Am]た〜
どちらかひとりが歌い出すのがよくあるパターンですが、まずはふたり同時にユニゾンで歌います。
Am]そのひと[Dm]は た[F7]びに 出[E7]た
「旅に出た」のところでハモるとけっこうドラマティックに盛り上がりそうなものですが、ここもユニゾンで平坦に。
Am]わけも[Dm]わからず[E7]泣いて[Am]いた
やや演歌調な旋律をやはりユニゾンで。「泣いていた」をハモってほしいところです。
Am]その夜は 霧[E7]が深かっ[Am]た〜
最初の繰り返しです。「深かった」のところに他の女性の声でハモリが被せてありますが、カコとミキは徹頭徹尾ユニゾンです。

 結局はじめっから終わりまで、ずっとふたりでしんみりと沈んだ調子で同じ旋律を歌っているわけですが、これではふたりで歌う意味がないというか、もったいないですね。間奏のかわりに2度とも汽笛とガタゴト音が入るのも、意表を突いて面白いですがやや安易な印象を受けます。効果音はイントロだけにして、間奏には哀愁のハーモニカとか、悲し気なギターを入れたほうがよかったかなとも思えますが、チープなところに味があるわけで、これはこれでまたよしです。
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by mokki_h | 2006-12-20 23:30 | カコとミキ | Comments(0)