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カテゴリ:ママ・ライオン( 1 )

 

ママ・ライオン

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FPS 2702 Family Productions

 ママ・ライオンの1972年発売のアルバム『PRESERVE WILDLIFE』です。窓(檻?)の向こうに覗いて見える魅力的なブロンドの女性は、このバンドの華であり、リード・ヴォーカルを務めるリン・ケアリーさん。その歌声がちょっとジャニスを思わせる、パワフルでダイナミックなしゃがれ声のシャウターです。バンドのメンバーは、ベース担当でリーダーでもあるニール・メリーウェザーさん(ママ・ライオン結成前はリン・ケアリーさんと組んだ「メリー・ウェザー&ケアリー」で『バキューム・クリーナー』というアルバムを出しています)、ドラムのコフィ・ホールさん(『バキューム・クリーナー』のレコーディングにドラマーとして参加している時にニールさんに誘われたらしいです)、サンフランシスコ生まれのギター弾きリック・ギャクシオラさん、クラシック畑出身のキーボード奏者ジム・ホワードさん、そしてママ・ライオンことリン・ケアリーさんの5人。南部風ブルース・ロックとでもいいましょうか、なかなかかっこいいサウンドを聴くことが出来ますが、このアルバム『PRESERVE WILDLIFE』の魅力は、凝ったつくりの特殊ジャケットであります。
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窓(檻の扉?)を開けると、あら吃驚!リン・ケアリーさんがライオンの赤ちゃんにお乳をあげてらっしゃる、なんともワンダフルなお写真があらわれます。文字どおりのママ・ライオンというわけですね。
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国内盤(日本フォノグラム RJ-5055)は、窓(檻?)を取っ払っていきなり剥き出しの写真を使ったシングル・スリーブ。そのかわりにザラザラっとした手触りの良質の紙が使ってあります。ジャケットの写真はこちらのほうがより鮮明で色合いもいい感じです。

Side-1
1. Ain't no sunshine
2. Be bad with me
3. Ain't too proud to beg
4. Wildcat
5. Candy man

Side-2
1. Mr.invitation
2. Sister,sister
(She better than a man)
3. Can't find my way home
4. It's only a dream
5. Cry

Side-1の1曲目はビル・ウィザースさんの「消えゆく太陽」。リン・ケアリーさんのライオンの咆哮のような強烈な叫び声から始まるドラマティックな展開。2曲目は疾走するベースにツクツク刻まれるリズムギターが絡むアップテンポな「ビー・バッド・ウィズ・ミー」。ブリブリのベース音がかっこいい。3曲目はストーンズでもおなじみの「エイント・トゥー・プラウド・トゥー・ベッグ」。4曲目は転がるようなピアノがいい感じの「ワイルド・キャット」。5曲目は、ワウワウを踏んだ粘っこいギターが大活躍する「キャンディー・マン」。ブレイクの後の「う〜キャンディーマ〜ン」がじつにセクシーでよろし。

Side-2の1曲目は和賀英良のようなピアノ演奏から始まり、次第にブラックサバス風のヘヴィーなロックへと展開するぐっと猥褻な「ミスター・インヴィテイション」。

おぉ、あぁ
欲望もないくせに
あんたはやろうとする
分ってんの あたいには
あたいをいつか
のけぞらせてみようと
おぉ、あんたはやってきた
たっぷり甘い言葉をささやいて
もちろん愛なんかなくって
あんたにとっては ほんの退屈しのぎ
でもいいの、あげちゃうわ
一度しっぽり
二度しっぽり
とことん じんじんさせちゃうわん
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2曲目はテンポアップして軽快にドライヴする「シスター・シスター」。3曲目は御存知ブラインド・フェイスの「キャント・ファインド・マイ・ウェイ・ホーム」前半はオリジナルに近いアレンジ。中盤からぐいぐいハードに押しまくり、グワァ〜っと盛り上がって終わります。4曲目は「イッツ・オンリー・ア・ドリーム」ケアリーさんのヴォーカルとギターの掛け合いが面白い。最後はアルバム唯一のスローバラード「クライ」。これが一番ジャニスっぽいですかね。
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by mokki_h | 2007-02-19 21:47 | ママ・ライオン | Comments(0)