カテゴリ:太田裕美( 2 )

 

雨だれ

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b0100078_10335542.jpgSOLB-193 CBS・ソニー 500円 
A面 雨だれ  
B面 白い季節
 
ひとり雨だれは淋しすぎて
あなた呼びだしたりしてみたの
ふたりに傘がひとつ
冬の街をはしゃぐ風のように


 1974年の11月1日に発売された太田裕美さんのデビューシングル「雨だれ」ですよ。松本隆さんの作詞、筒美先生の作曲、荻田光雄さんの編曲。イントロとその後のそこかしこで右チャンネルから聞こえてくる哀し気なピアノの音がまたいいんですわ。淋しがりやどうし そっとよりそい 感じあうのよ 熱い恋のめばえ。B面は松本隆さんの作詞、筒美先生の作・編曲による、美し過ぎる哀愁ストリングスで彩られた格調高い冬のハートブレイク・ソング白い季節」。

雪が降ります 沈んだ心に
白く深く 哀しみ色して
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by mokki_h | 2008-11-08 10:36 | 太田裕美 | Comments(2)  

木綿のハンカチーフ

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SOLB-352 CBS・ソニー 500円
A面 木綿のハンカチーフ  B面 揺れる愛情

b0100078_2211818.jpg タタンタタンターララー イントロの軽やかなギターの音色がじつに気持ちいい、1975年12月21日発売の太田裕美さんの大ヒットシングル「木綿のハンカチーフ」です。筒美京平さん作曲のきれいなメロディーもいいですが、ディランの「スペイン革のブーツ」からヒントを得た、松本隆さんの歌詞とその構成がvery goodですね。

Oh,I'm sailin' away my own true love 
おお、恋人よ、わたしは船出する
「スペイン革のブーツ」では「船」で出発しますが、
恋人よ 僕は旅立つ 東へと向う列車で
「木綿のハンカチーフ」の「僕」は、列車に乗って旅立ちます。歌謡曲で「船」を使うとどうしても演歌っぽくなってしまいますから、やはりここは「列車」に変えたのでしょうね。

Is there something I can send you from across the sea
海のむこうから送ってほしいものはないかしら

はなやいだ街で 君への贈りもの 探すつもりだ
歌のなかでの、ひとり二役という構成がいいですね。

No,there's nothin' you can send me,my own true love,There's nothin' I wish to be ownin'.
いいや、恋人よ、おくってほしいものはない なんにもほしいものはない
いいえ あなた 私はほしいものはないのよ

Just carry yourself back to me unspoiled.
ただ汚されずにかえっておいで
ただ都会の絵の具に染まらないで帰って
ほとんど同じですが、「汚れないで」というところを松本さんは「都会の絵の具に染まらないで」と文学的に翻訳されています。上手いですね。

Oh,but I just thought you might want something fine made of silver or of golden
おお、でもなにかほしいかと思って 銀とか金でできたものを
都会で流行りの指輪を送るよ 君に似合うはずだ

Oh,but if I had the stars from the darkest night and the diamonds from the deepest ocean,I'd forsake them all for your sweet kiss for that's all I'm wishin' to be ownin'.
おお、まっくらな夜からとった星と深い海からとったダイアモンドだって あなたのやさしいキスのほうがいい わたしがほしいのはそれだけだ
いいえ、星のダイアも海に眠る真珠も きっとあなたのキスほど きらめくはずないもの
ここでは、ディランの煌めくような素敵な歌詞をそのまま使っておられます。

So take heed,take heed of the western wind
では気をつけて 西風に気をつけて
でも木枯しのビル街 からだに気をつけてね
And yes, there's something you can send back to me,Spanish boots of Spanish leather.
そう、なにかおくってくれるのならば スペイン革のスペインブーツ
あなた 最後のわがまま 贈りものをねだるわ ねえ涙拭く 木綿の ハンカチーフください

b0100078_22122490.jpg二番煎じ同じような路線&テーマの「赤いハイヒール」もよかったですね。こちらは立場が逆転していて、都会にスポイルされていく女の子のお話。「アランドロンとぼくを比べて 陽気に笑う」なんていう歌詞がいいですね。
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by mokki_h | 2007-01-18 22:16 | 太田裕美 | Comments(8)