一日だけの恋

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SN-561 テイチク 330円
A面 一日だけの恋  B面 僕のそばから

b0100078_13583322.jpgひとりぼっちの砂浜に
真夏の夢を思い出す
一日だけの恋なのに
忘れられない君のこと
REMEMBER BEACH
JUST LIKE BEFORE
アァ〜ァ


夏の恋を溜息混じりでふり返る、渡辺プロのGS第1号アウト・キャストの1967年10月15日発売のシングル盤「一日だけの恋」です。メンバーは左からボーカルの轟健二さん(ニックネームはハンニャ。般若っぽい顔立ちから?)、ギターの水谷淳(のちに本名の水谷公生さんに改名、ニックネームはインコ。)さん、ベースの大野良二さん(ニックネームはサル。お猿さんみたいだからでしょうか、とっても失礼ですわ)、ドラムスの中沢啓光さん(ニックネームはタブー。豚から?これまた失礼な)、そしてオルガンの穂口雄右さん(ニックネームはベートーベン)。穂口雄右さんは、この後グループを脱退されてインスト・バンド『津々美洋とオールスターズ・ワゴン』へ、のちに作曲家に転向されました。「年下の男の子」「その気にさせないで」「春一番」「わな」「微笑み返し」などのキャンディーズの数々のヒット曲は穂口さんの作曲です。アウト・キャストは1968年3月で活動を停止し、よりルックス優先のアイドル色の濃いバンドを作れという上からの命で、水谷公生さんと轟さんがメンバーを集めて結成したのがアダムス。
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SONA-15002 CBS・ソニー 370円
A面 旧約聖書  B面 ギリシアの丘

b0100078_1432186.jpg神様は初め 天と地をつくり
朝と夜を そのあとつくりました
神様はそのつぎに 空と海と森
鳥とけもの 木の実とつくりました
月と星太陽を 大空に
美しくちりばめました
神様はそして ぼくらの先祖の
アダムとイブ この世につくりました


1968年9月5日発売のアダムスのシングル盤「旧約聖書」です。作曲は村井邦彦さん、作詞は山上路夫さん、編曲は東海林修さん。タイガースにピッタリ似合いそうな、壮大なオーケストラとコーラス隊をバックに歌われるスケールの大きな素晴らしい曲ですが、オリコンチャートの最高位は68位、売り上げ枚数は約3万枚。この後3枚のシングルを出すもヒットには至らず、アダムスは1969年いっぱいをもって解散。
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b0100078_14504087.jpg アダムス解散後、水谷公生さんは布施明さんのバック・バンド『ラブ・リヴ・ライフ』に参加、1971年には唯一のリーダー作、全曲インストゥルメンタルのジャズ・ロック・アルバム『A PATH THROUGH HAZE』(ポリドール MR 5009)をリリースされています。その後は腕利きのナンバーワン売れっ子セッション・ギタリストとして、数々の日本のフォーク、ロック、歌謡曲のアルバムで大活躍されました。なかでもりりィさんの1973年7月5日発売のセカンド・アルバム『ダルシマ』(東芝音楽工業 ETP-9079)のB面5曲目「なぜ」における、もうひとりの凄腕セッション・ギタリスト矢島賢さんとの火を吹くような熱い熱いギター・バトルは、今でもファンの間で語り草となっています。
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by mokki_h | 2007-08-26 14:29 | アウト・キャスト | Comments(2)  

Commented by 月本夏海 at 2007-08-26 16:18 x
おお、アダムスの「旧約聖書」はジャケットまで、タイガースそっくりですね。
穂口さん、その後のご活躍、よかったですね。水谷公生もセッション・ギタリストで有名ですね!
ひょっとして「ヒューマン・ルネッサンス」のための曲だったりして…
Commented by mokki_h at 2007-08-26 17:04
いかにもタイガース風のメロディーと歌詞、歌いっぷりもなんとなくジュリーみたいですわ。きっと「旧約聖書」は『ヒューマン・ルネッサンス』用の曲だったに違いありません。兄弟子のアウト・キャスト=アダムスにもチャンスを、っていう親心だったのかもしれませんね。
水谷さんはタイガースのアルバムでギターを弾いていた、っていう噂は本当なのでしょうかね?

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