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廃虚の鳩

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SDP-2030 日本グラモフォン 400円
A面 廃虚の鳩 A White Dove  B面 光ある世界 The Glorious World

 第7弾シングルも「銀河のロマンス/花の首飾り」と同様、いちおうジュリーとトッポがリード・ヴォーカルを分け合う、両A面スタイルでの登場です。「廃虚の鳩」は村井邦彦氏の作・編曲。平和へのメッセージを込めた山上路夫氏の詞を、美しい高音でトッポが朗々と歌い上げます。1968年10月21日付のオリコンチャートで第3位(第1位はピンキーとキラーズの「恋の季節」、2位が黛ジュンの「夕月」、4位ザ・テンプターズの 「おかあさん」、5位サイモンとガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」でした。7位にはビートルズの「ヘイ・ジュード」14位にゴールデン・カップスの「愛する君に」、20位にはドアーズの「ハロー・アイ・ラブ・ユー」がランクされています)。3週連続で第3位にランクされるも、1位の「恋の季節」と2位の「夕月」に首位進出を阻まれ1度もトップに立つことはできませんでした。


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【ジャケット裏】レコードを取り出すための切り込みが入っていることから見ても、両A面扱いとはいうものの、やはりジュリーの方がB面なのですね。


 「光ある世界」はサリーの低音部とトッポの高音部が素晴らしい対比を見せる見事なコーラスと荘厳なオーケストラ(作・編曲すぎやま・こういち氏)をバックにジュリーがリードを取っています。

廃虚の鳩_b0100078_053078.jpg ジャケットはバッファロー・スプリングフィールドの3枚目のアルバム「ラスト・タイム・アラウンド」のジャケット・デザインを真似たもので「廃虚の鳩」は、一番左奥のスティーヴン・スティルスの位置にジュリー、その右のジム・メッシーナのところにピー、その右リッチー・フューレイがタロー、その右デューイ・マーティンがサリー、一番手前のニール・ヤングの位置にトッポ。「光ある世界」はジュリーとトッポの位置が入れ代わってスティーヴン・スティルス=トッポ、ニール・ヤング=ジュリーの構図となっています。なかなか意味深であります。




人は誰も 悪いことを おぼえすぎた この世界〜

by mokki_h | 2006-08-01 01:04 | ザ・タイガース  

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