新初恋
A面 新初恋
B面 星のたて琴
教科書片手にキスをした
逢ったその日にキスをした
なぜっておいらにきくのかい
海がとっても青いから
酒井和歌子様のシングル盤「大都会の恋人たち」で仲良くデュエットしておられた清潔感溢れる好青年=江夏圭介さんの単独デビューシングル「新初恋」どえす。あたまのところから最後までボーカルがずぅっとひとりコーラスというかひとりユニゾンで終始するのがなんともヘンな感じ。こういったカントリー風味の朴訥とした雰囲気の曲には小細工なしの素直なストレート投球のほうが絶対似合っているように思えますゾ。まぁ、終わってしまったことをあれこれ言っても今さらどーしようもこーしようもありませんわな、これ。作詞は寺山修司さん、作曲は白野隆一さん、編曲は森岡賢一郎さん。そうそう、歌詞カードのタイトルのところだけ「新」と「初恋」の間に中黒が入った「新・初恋」の表記になっておりますが、社会派映画のオープニング風のかっこいい見開きジャケットのタイトルも、その裏の寺山さん自筆の歌詞(詩)の題名も、それからレーベル面もすべて中黒なしの「新初恋」なので、これが正式なタイトルである、そうであーると勝手に認定いたしますよ。和歌子様とのお仕事から約半年後の1968年10月の発売。B面は、水野礼子さんの作詞、白野隆一さんの作曲、森岡賢一郎さんの編曲によるとってもロマンチックなナンバー「星のたて琴」。
あのひとの淋しそな 肩に星が降る
幸福を祈ってる 僕の星が降る
さよならは 君のためだよと
夜空の星が光ってる
by mokki_h | 2009-11-07 14:17 | 酒井和歌子