YOUNG SONG
ロックならロック・ジェネレーションのための雑誌『ミュージック・ライフ』とか『プレイヤー』、フォークなら『ヤングセンス』略してヤンセン、あるいは『新譜ジャーナル』、ブルースは『ザ・ブルース』、そして歌謡曲ならば断然月刊明星の付録の歌本『ヤングソング』略してヤンソンと、青少年時代の主だった娯楽の栄養源でなくて情報源は、だいたい決まっておりましたが、こちらはラケットのかわりにギターを抱えた麻丘めぐみさんを表紙に使ったヤンソンの1974年1月号(これとおんなじのVネックのセーター持ってましたわぁ☆)。サブタイトルは【'73オールヒット大事典】でおます。
表紙をぱらりと捲ると、東京宝映テレビ会社の【宝映 新人タレント募集】の広告。月謝無料、とありますが大丈夫だったんでしょうか。
目次を兼ねた本編のトップページはジュリーのかっこいい写真。22ページ続くカラーページの内訳は
麻丘めぐみさんの アルプスの少女
西城秀樹さんの 愛の十字架 ちぎれた愛
ジュリーの 魅せられた夜 胸いっぱいの悲しみ
アグネス・チャンの 小さな恋の物語
天地真理さんの 空いっぱいの幸せ
ひろみ郷の モナリザの秘密 魅力のマーチ
シンシアの ひとかけらの純情
野口五郎岳の 愛さずにいられない
浅田美代ちゃんの わたしの宵待草
百恵ちゃんの 禁じられた遊び 青い果実
ガロの 一枚の楽譜
チューリップの 夏色のおもいで
チェリッシュの 白いギター
あべしーちゃんの みずいろの手紙
桜田淳子さんの 花物語 わたしの青い鳥
森昌子さんの 記念樹 白樺日記
五木ひろしさんの 夜空 ふるさと
安西マリアさんの 愛のビーナス
フォーリーブスの 若いふたりに何が起る 大人への階段
フィンガーファイブの 恋のナンバー6700 個人授業
小柳ルミ子さんの 恋の雪別れ 十五夜の君
藍美代子さんの ミカンが実る頃
ポップス・スターからのプレゼント、のコーナー!ニッティー・グリッティー・ダート・バンドのサイン入りTシャツなんていいなぁ。ジェフ・ハンナさんがかっこよかったです☆
ここからは怒濤の白黒44ページ「あなたが選んだ '73オール・ヒット コレクション」。
夏木マリさんの 裸足の女王
森田健作知事の 青春のバラード
内田あかりさんの 浮世絵の街
お登紀さんの 愛のくらし
藤正樹さんの 恋やつれ
山中ひとみちゃんの 薔薇物語
葵テルヨシさんの 抱きしめあう愛
森進一さんの 冬の旅
水沢アキさんの 秘密
岡崎友紀さんの 風に乗って
佐竹まゆみさんの 愛の終り
紅谷洋子さんの 思春期
高沢順子さんの 青春の一ページ
キャンディーズの あなたに夢中
最上由紀子さんの 初恋の里
伊東ゆかりさんの あのひと
布施明さんの 夢よ飛べ
ペドロ&カプリシャスの 五番街のマリーへ
三善英史さんの わかれの夜道
マチャアキの たそがれに別れを
奥村チヨさんの 風の慕情
由紀さおりさんの 恋文
いしだあゆみさんの 愛の氷河
金井克子さんの 人間模様
欧陽菲菲さんの 恋は燃えている
八代亜紀さんの 女ごころ
平山洋子さんの 死ぬまで一緒に
クール・ファイブの 海鳥の鳴く日に
チャコとヘルスエンジェルスの 愛してる愛してない
和田アキ子さんの この命奪って
天地真理さんの 恋する夏の日 若葉のささやき
麻丘めぐみさんの わたしの彼は左きき
小柳ルミ子さんの 恋にゆれて
アグネスの 草原の輝き 妖精の詩
シンシアの 傷つく世代 色づく街
野口五郎岳の 君が美しすぎて オレンジの雨
ひろみ郷の 裸のビーナス 愛へのスタート
ジュリーの 危険なふたり あなたへの愛
西城秀樹さんの 情熱の嵐
フォーリーブスの 見上げてごらん夜の星を
森昌子さんの 夕顔の雨
葵テルヨシさんの かんじる10代
浅田美代ちゃんの ひとりっ子甘えっ子 赤い風船
あべしーちゃんの コーヒーショップで
桜田淳子さんの 天使も夢みる
中村晃子&細川俊之さんの あまい囁き
石橋正次さんの 雨あがりの出発
キャロルの ファンキー・モンキー・ベイビー
橘まゆみさんの 湖畔の町で
あさかまゆみさんの 虹色の夢
菅原昭子さんの 十七才の行進曲
ミミ(萩原)さんの おしゃれな土曜日
夏木マリさんの 絹の靴下
安西マリアさんの 涙の太陽
五木ひろしさんの あなたの灯 狼のバラード
ぴんから兄弟の 女のきず
山崎じゅんさんの 狂いそうな愛
クールファイブの 出船
マチャアキの 街の灯り
並木ひろしとタッグマッチの 男のなみだ
森進一さんの くちべに怨歌
欧陽菲菲さんの 恋の十字路
金井克子さんの 他人の関係
ザ・ピーナッツの 情熱の砂漠
三井由美子さんの やがて愛の日が
八代亜紀さんの なみだ恋
由紀さおりさんの ルームライト
最上由紀子さんの 初恋
桑原一郎さんの ブラザー・サン シスター・ムーン
岡崎友紀さんの 白い船で行きたいな
中津川みなみさんの 夢の世界に帰りたい
伊丹幸雄さんの 雨のきずな
中村淳さんの 青春のくちぶえ
藤島新さんの 朝の恋人たち
南郷たけしさんの 雨物語
牧葉ユミさんの 貝がらの青春
沢田亜矢子さんの 特別な友だち
純アリスさんの コスモス占い
青い鳥の プレゼント
ゴールデン・ハーフの アダムとイブ
渚まゆみさんの 奪われたいの
佐川満男さんの 街
にしきのあきらさんの はじめは片想い
尾崎キーヨの 最後のくちづけ しのび逢い
山本博秋さんの 枯葉の少女
松下恵子さんの 花嫁の父
北原昭夫さんの なみだ同志
森田健作知事の さらば愛の日々
ジュン沢木さんの 愛するままに
山中圭さんの 別れどき
坂口良子さんの サインはV
百恵ちゃんの としごろ
水沢アキさんの 娘ごころ
アンちゃんの おぼえてますか
ちあきなおみさんの 夜間飛行
梶芽衣子さんの やどかり
ペドロ&カプリシャスの ジョニイへの伝言
山本リンダさんの ぎらぎら燃えて
和田アキ子さんの 悪い奴
藤圭子さんの 遍歴
エルザさんの 山猫の唄
南陽子さんの 噂の天使
植田しげきさんの 君さえいれば
中山エミさんの でんわ
布施明さんの 甘い十字架
三善英史さんの 遠い灯り
結城大さんの 花屋の上のカフェテラス
藤正樹さんの 忍ぶ雨
由美かおるさんの しなの川
黛じゅんさんの ロリエの傷あと
前野曜子さんの 夜はひとりぼっち
平山三紀さんの 恋のダウン・タウン
ファン・イーツンさんの 涙を少しだけ
千葉マリヤさんの 泣きべそ天使
野路由紀子さんの 彼岸花
山下雄三さんの 別れの街角
渚ゆう子さんの 京おんな
かんのますみさんの 別離(わかれ)
渡哲也さんの くちなしの花
東京ロマンチカの なみだ妻
殿さまキングスの 北の宿
美川憲一さんの 裁き
さぁ、みんなで弾こう!アンサンブル・スコア☆課題曲の1曲目はチューリップの大ヒット曲「心の旅」。ひとりもいいさ ふたりもいいさ だけど仲間がそろったら みんなでハモろうヒット・フォーク!
2曲目はこれまた誰もが知っている大ヒット曲「神田川」の弾き方を、かぐや姫がじきじきにコーチ!
ここからは、フォーク(っぽい)歌を30曲。歌詞の上にちゃんとコードがふってあるのがうれしいんです。
ガロの ロマンス 学生街の喫茶店
赤い鳥の 風は旅人
陽水さんの 心もよう
チェリッシュの てんとう虫のサンバ 避暑地の恋
ビリー・バンバンの 愛すべき僕たち
高木麻早さんの ひとるぼっちの部屋
高橋洋子・本田路津子・小倉もと子さんの 白い花
N.S.Pの さようなら
泉谷しげるさんの 春のからっ風
りりィさんの 心が痛い
そのねのねの 愛の調べ
森山良子さんの 悲しみの朝
杉田二郎さんの 別れるなら今
グレープの 雪の朝
はしだのりひことエンドレスの 初恋物語
五輪真弓さんの 煙草のけむり
シモンズの ここから独りで
神崎みゆきさんの 明日僕の誕生日
猫の 戻ってきた恋人
たくろうさんの 金曜日の朝
あがた森魚さんの 永遠のマドンナ
岡林信康さんの 26ばんめの秋
ケメの 恋に別れを
BUZZの インタビュー
やまがたすみこさんの 白い船白い鳥
モップスの あかずの踏切り
【今月のLPガイド】のコーナー。クラプトンさんの『レインボー・コンサート』は「全体的におとなしすぎて、ヤングのアイドル・ギタリストのレコードにしては、もの足りない気もする」なーんて書いてありますぜ、旦那。
ここからは、今月の新曲・今月の新人のコーナー。日テレの遠藤さん、スポニチの小西さん、フジTVの千秋さん、日刊スポーツの藤中さん、以上4名のスコアラーさんによる
石橋正次さんの 朝霧の晴れる前に
千秋:ムードがあっていい作品だ。歌もうまくなって、期待にこたえようとしている努力を買いたい。★★
藤中:不思議に”絵”になってこないのは、歌と作品の間にズレがあるのでは。★
遠藤:何かひとつ足りないような気がしてしまう。★
小西:例によってモターッとがんばっている。そのへんが、少々もたれ気味だ。★
結城大さんの 落葉の匂いにさそわれて
千秋:結城大は路線変更なのか?仕上げが中途半端だ。★★
小西:はやりものばかり追っている企画。★
遠藤:もう少しサラッと歌ってほしい。★
藤中:これは一時期のタイガース・サウンド。★
朱里エイコさんの あなたの勝ちだわ
千秋:歌いあげられない曲のせいか、朱里がとまどっている。★★
藤中:声量のわりに迫力がない。★
遠藤:全体としては、もっと軽く歌ったほうがよかったのでは?★
小西:歌が心にしみてこない。ことばもながれているようだ。★
ちあきなおみさんの あいつと私
千秋:妙に甘ったるい作品。★★★
小西:ヘンなムードだわなァ。★★
遠藤:よく聞くとなかなか味があってよい。★★
藤中:やや、ごちゃごちゃしている。★
水前寺清子さんの 望郷の詩
小西:セリフがもうひとつ、ピタッとこない。★★
千秋:チータのキャラクターと合っていない。★★
藤中:大まじめに取り組んではチータらしさがなくなる。★
遠藤:ひねるに欠ける。★
森進一さんの 世捨人唄
遠藤:拓郎の曲と、森の歌唱力がうまくミックスされている。★★★
千秋:たくろうものということで、話題になるだろう。★★
藤中:なにかゆったりしたムードにひたれる。■
小西:たくろうメロディーでは、森のガンバリどころがない。■
浅田美代ちゃんの 恋は真珠いろ
予想なし。
千葉紘子さんの 愛ふたたび
藤中:きれいなメロディーで、情感は千葉の個性にピッタリ。★★
小西:声がよく出ていて、感じがいい。★★
千秋:ナレーションだけが妙に耳に残る。★★
遠藤:曲は全体にややおとなしすぎる。★
にしきのあきらさんの 太陽への挑戦
遠藤:だいぶハデになってきた。★★
千秋:話題性としては申し分ない。★★
藤中:糸山(作詞)の登場というのがおもしろい。★
小西:ワイワイガヤガヤおまつりソング。★
藤圭子さんの 恋の雪割草
千秋:フレッシュさをあまり感じさせない作品。★★★
遠藤:デビュー当時の藤圭子に戻った感じ。★★
藤中:ひさしぶりに積極的な藤圭子を聞いたような思い。★★
小西:いつもより声のしわがれが目立つ。★
つなき&みどりの 雨の軽井沢
千秋:みどりの魅力がおもしろく出ている。★★★
小西:女性上位風になっていて、みどりががんばっている。★
藤中:おもしろいがこの手の作品は多い。★
遠藤:みどりが出すぎ。★
ぴんから兄弟の ひとり酒
遠藤:どろくさいほうがいい。★★
藤中:裏町にピッタリ。★★
千秋:仕上がりが少々地味。★★
小西:魅力がうすれた。★
殿さまキングスの なみだの操
千秋:全体にヤマがないのが物足りない。★★
小西:わびしい。★
藤中:一本調子でヤマがない。★
遠藤:少し平凡。★
ニューキラーズの ゆらゆらと
遠藤:テンポもいいしヒットするだろう。★★★
千秋:おもしろい仕上がり。★★★
藤中:ていねいさに好感がもてる。★★
小西:サビのくりかえしが勝負どころ。★★
千昌夫さんの ゆうべの女によろしくな
都はるみさんの 私の心の赤い馬車
湯原昌幸さんの 北の盛り場
里美ゆりさんの わたしの秘密
朝倉理恵さんの さよなら今日は
速水栄子さんの 秘密の日記
沖雅也さんの 激愛
桑原一郎さんの ここより永遠に
松永佳子さんの いとしのロシェ
トワ・エ・モワ・ファミリーの 夕焼けが見たくて
森本太郎とスーパースターの 望郷の旅
緑川真さんの 高校時代
バッド・ボーイズの ビートルズが教えてくれた
オレンジ・ペコの 君の想い出
シュキ&アビバの 愛情の花咲く樹
ここからは外国の歌ね。ビート・イン・ポップス
カーペンターズの ジャンバラヤ
ミッシェル・ポルナレフさんの 愛の伝説
ストーリーズの ブラザー・ルイ
シェールの ハーフ・ブリード
スージー・クワトロねえちゃんの 48クラッシュ キャン・ザ・キャン
フランソワーズ・アルディさんの さよならを教えて
レターメンの ビコーズ
アート・ガーファンコーさんの 友に捧げる讃歌
サイモン・バタフライの レイン・レイン
ダニー・オズモンドの ヤング・ラヴ
アルバート・ハモンドさんの
エンゲルベルト・フンパーデンネンの 太陽のあたる場所
カーペンターズの イエスタデイ・ワンスモア
ロバータ・フラックさんの やさしく歌って
アルバート・ハモンドさんの カリフォルニアの青い
ギルバート・オサリヴァンさんの ゲット・ダウン
エルトン・ジョンの ダニエル
ス
ウィングスの 死ぬのは奴らだ
ジョージの ギヴ・ミー・ラヴ
裏表紙は東京アカデミーのあれだがね、あれ。
by mokki_h | 2009-09-02 22:00 | 麻丘めぐみ