1972年の9月20日にシンコー・ミュージックさんから発行された、A5判よりもちょっと大きい150mm×220mmの所謂
菊判サイズの持ち運びに便利な初心者向けのギター教則本『
ミニmini一週間ギター独習』です。
レッスン曲の1曲目が滝廉太郎先生の「工場の月」でなくて「荒城の月」、その次がロシア民謡の「トロイカ」で、3曲目は「ほたるの光」ですわ。あれま、もう卒業かいな?というのは早計で、4曲目に「駅馬車」、5曲目に「クレメンタイン」ときて、おーアメリカだがねアメリカ、なーんて思っていると次はあっと驚く「まつの木小唄」。あなたまつのも まつのーうーちー、と。ずいぶんずいぶんバラエティーに富んでますわぁ、ホント。7曲目にじっくり聞かせる「忘れな草をあなたに」ときて最後が定番「愛のロマンス」のための練習曲。講師は13才の頃からクラシック・ギターを学び、20才の頃にはジャズ・ギターに転向、NHK定期音楽教室やステージにと演奏活動を行われ、現在まで全国のギター・ファンのための教本、曲集、レコード等、多数を手掛け、その普及と育成に情熱を注がれていらっしゃる
児島美ゆき様、でなくて斉藤まもるさんというお方。美ゆき様は表紙だけの御登場でございますよ、シャララーン☆300円也。